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October 31st, 2025

北陸新幹線延伸で、今こそ「美食と伝統の奥座敷」へ。「Discover Hokuriku」プレスイベント開催レポート

石川県・富山県・福井県、北陸三県の魅力に海外メディアも注目。知られざる伝統や美食を再発見

 ENGAWA株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:牛山 隆信、以下「当社」)と株式会社REプランニングワークス(本社:石川県かほく市、代表取締役社長:橋屋 哲)は2025年10月10日(金)、石川県・富山県・福井県の北陸三県と連携し、プレス向けイベント「Discover Hokuriku press meeting」を共同で開催しました。

 海外メディアを含む約70名の報道関係者が参加し、会場は終始、熱心な質疑や交流が交わされ、活気に包まれました。

 2024年3月の北陸新幹線・敦賀延伸により、首都圏からは富山・石川両県に加えて福井県へも繋がり、北陸三県内の周遊アクセスも向上するなど、国内外からのアクセスが飛躍的に向上しました。本イベントでは、この秋冬にこそ体験してほしい「食」「文化」「自然」の奥深い魅力を発信し、地域の代表者と直接対話できる貴重な機会となりました。

■ イベント概要
  • 日時: 2025年10月10日(金)

  • 場所: 六本木ヒルズ森タワービル31F(※ENGAWAオフィス内)

  • 対象: 海外メディア、国内プレス、報道関係者

  • 主催: 石川県、富山県、福井県

  • 共催:株式会社REプランニングワークス、ENGAWA株式会社

■ イベントの目的

本イベントは、以下を目的に開催されました:

  • 北陸新幹線・敦賀延伸を機に、北陸三県の観光魅力を国内外のメディアに広く発信

  • 「食」「自然」「伝統工芸」の3つの柱で、まだ知られていない北陸の奥深い体験価値を提示する

  • 各市町村の代表者とメディアが直接交流するネットワーキングの場を設け、今後の取材や記事化を促進

■ イベントハイライト/当日の様子

 イベント冒頭、主催者を代表して石川県庁の木村氏が登壇し、「深い地理的・歴史的つながりを持つ北陸三県が一体となって魅力を発信できる」と広域連携の重要性を強調しました。

 新幹線延伸により、首都圏から北陸三県(東京-福井間 最短2時間51分)へのアクセス網が完成し、大阪方面(大阪-福井間 最短1時間50分)からも含め、エリア全体の周遊がしやすくなった点を紹介しました。

 続いて、「食の宝庫」北陸の魅力として、冬の味覚の王様「ズワイガニ」(加能ガニ、越前がになど)や「寒ブリ」、富山湾の宝石と呼ばれる「シロエビ」、清らかな水と米から作られる地酒など、北陸ならではの豊かな食文化が取り上げられました。

 各市町村のプレゼンテーションでは、「体験」と「物語」を通じて地域の「生きた伝統」が伝えられました。 富山県南砺市の担当者は、「井波は日本一の木彫りの町です。町にあるものすべてが、この木彫り文化に彩られています」と語り、職人の工房見学や木彫り体験、古民家ヴィラ「Bed and Craft」での滞在を提案しました。また富山県からは、ミシュラン・グリーンガイド3つ星を獲得した「立山黒部アルペンルート」や、絶景で知られる「黒部峡谷鉄道」について紹介がありました。

 石川県白山市からは、ユネスコ世界ジオパークでもある白山の麓、「白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)」での「みそぎ体験」や、パリコレでも高く評価された「牛首紬(うしくびつむぎ)」の物語を紹介。加賀市からは、金沢から16分というアクセスの良さや、個性豊かな3つの温泉郷、九谷焼などの工芸体験の魅力が語られました。

 最後に登壇した福井県越前市は、「日本の自然、歴史、伝統、心をこの和紙に込め、世界に発信したい」と述べ、1500年の伝統と現代的なアートが融合する和紙の可能性を伝えました。

■ 出展ブース/体験内容

 会場では、プレゼンテーションを行った市町村に加え、北陸三県の観光ブースが展開されました。来場者は北陸の地酒や特産品を試飲・試食しながら、各地域の担当者と交流が繰り広げられ、視覚・味覚・触覚を通じて北陸の魅力を感じる機会となりました。来場者からは、「北陸にこれほど多様な魅力があるとは知らなかった」「伝統と現代が融合し、非常にユニークで興味深い」との声が。

南砺市(富山県)

「日本一の木彫りの町」井波の魅力を紹介。ブースでは、木彫り体験用の道具や作品が展示され、多くの海外ゲストがその精巧な技術に触れていました。

白山市(石川県)

聖なる白山と「牛首紬」を展示。ブースでは、手織りの牛首紬の美しい生地サンプルが披露され、来場者はその繊細な手触りと光沢を体感。

加賀市(石川県)

加賀温泉郷や九谷焼、山中漆器の魅力を発信。ブースでは、石川の伝統的な発酵食品「かぶら寿司」(かぶらの間に鰤を挟み、糀で漬け込んだなれずし)の試食が提供されたほか、温泉の素が配布され、来場者は加賀の「食」と「癒し」の文化を体感していました。

越前市(福井県)

1500年の歴史を持つ越前和紙の作品を展示。職人が実際に手がけた和紙の花のアートや、手漉き和紙のサンプルが並び、その温もりある質感に多くの来場者が足を止め、作品を見つめたり、写真を撮ったりする姿が見られました。

富山県(立山・黒部)

「立山黒部アルペンルート」と「黒部峡谷鉄道」のVR体験や壮大な風景の写真パネルを展示。紅葉や雪景色など、四季折々の絶景に来場者からは四季の美しさに感動する声が上がりました。

<広域ブース:順不同> 石川県、富山県、福井県 (各県の観光パンフレットや地酒が提供され、ネットワーキングの中心となりました。)

 石川県・富山県・福井県の北陸三県は、今後も広域で連携し、北陸新幹線延伸によるアクセス向上を最大限に活かした観光プロモーションを展開していきます。当社は、日本の地域の魅力を海外市場に向けて発信する架け橋として、引き続きインバウンド支援を強化してまいります。

■ 株式会社REプランニングワークスについて

自治体・企業と連携して観光コンテンツ開発や誘客プロモーションに取り組み「地域にあるいいもの(RE)」をさまざまなかたちで届ける地域応援企業です。令和6年能登半島地震以降、「Cheer up HOKURIKU」をキーワードに北陸エリア全体を盛り上げる取り組みを、北陸チアアップ事務局の役割としても展開中です。